願うことすら、許されないのかな。









さよならシンシア




 

 今日も日は昇って、そして沈む。
 毎日毎日それはあきもせず繰り返されて。

 風の流れも重いこの場所でも繰り返し繰り返し。
 きみをとりまく全てが毎日入れ替わり、赤く染まる。
 ただ繰り返し。









「…明るいな、今夜は。」

 珍しく空を見上げてきみが言う。
 そうだね今日は月が近い。
 そうだね今日は月が。






 明るくきみの肌を染めているよ。

 きみをすきだとひかりがきみを。
 白く滑らかな肌をすべりおちるひかりの、ええと、つぶ。

 うまくは言えないけれどとにかくきみにひかりが落ちる。

 きみがまるで輝いて、いるみたいに。


 

 澄んだ空気。
 張り詰めたままの神経。
 焼き切れそうなこころがブランコに乗って前へ後ろへ。





「どうした。」


 でもきっと明日は新しい日。
 例えマイナス方向にであっても新しい日。









 さよならおれのしんしあ。











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((さよならやくたたずのおれ。))








シンシアは月の女神とかなんとかだった気が(おい
ライン服用直前ケイアキとか一生懸命言ってみる。ごめんなさい。
初ケイアキ。